毎年「てんごの会」の皆さんがボランティアで書いてくれている 帰省する皆さんを迎える巨大ポスター(ポスターと言うのだろうか?)
干支の横の文字は 毎年洒落になっている事をご存知だろうか。
しわしわ 気ぃつけて戻れろよ
正月が近付くとよく「あなたの地元の雑煮は赤味噌?それとも白味噌?」とか「餅は丸餅?それとも角餅?」と言う会話をすることがある
下の衆(しものし)にこう聞かれると 祖谷の衆(し)は返事に困る
そのどっちの質問にも答えられないからだ
醤油仕立てで マイモとホドイモをほぼ丸ごと その上に豆腐をバッテンにして乗せてあるのだから「これがうちの雑煮ですよ」と説明しても伝わりにくい
「それは煮物ですね」と言われると「...そうですね」としか言い様が無い
「雑煮」なのだからこれが正解の様な気もするのだが...
祖谷のように 味噌も使わず 餅も入れない雑煮を食べる地方は他にあるのだろうか?
我が家の場合は その横に ゆで卵と板付け三つ葉などの入ったおすましがセットでついて来る
(これは祖谷全ての家に共通かどうかは分からない)
あとは 煮しめ ぼた餅 巻き寿司 すき焼き等等
正月 本家の宴会はブランチで始まり長時間に及び 暫く時間を置いて 夕方また始まる
僅か数日で たっぷりと脂肪を蓄えるのである
37年前 生徒数の減少により東祖谷山村内の中学校が統合された
そして時代と共に更に住民は流出し 生徒数は激減
一足先に閉校となった和田小学校と残りの四校が 来年度ついに東祖谷中学校の場所に統合される
名頃小学校閉校式
平成24年3月17日(土)
現在の生徒 保護者 地域住民だけでなく 卒業生も参加出来る
9月の中旬 集落の中腹から上部を仰ぎ見ると Tさん宅の蕎麦が美しく朝陽に輝いていたので 挨拶を兼ねて訪れた
約三ヶ月後 再訪すると蕎麦は収穫され干した後で ゴミや小石をふるい分けていた
今年は300kg程収穫出来たそうだ
あとは挽いて 蕎麦にすれば美味しく頂ける
Tさん宅は十割の蕎麦に 出し雑魚と醤油だけのシンプルな出汁で頂くそうだ
家に依って蕎麦の割合も出汁も違うが Tさん宅は母と同じ作り方だったのでちょっと嬉しくなった
これに福島(しょうずいと言った方が通りが良いかも知れない)の油揚げがあれば言う事は無いが 残念ながら 東祖谷小中学校建設のため店は立ち退きになった後 再開されていない。
旦那さんに ちょっと頼み事があったのだが「今日は落合峠の方へ“シシ”撃ちに行っとるわ 雪30cmばああるらしいぞよ」と言う話