小学校統合前の今から3年程前 M先生に「山道を通っている子供はいますか?」と尋ねたら
「ははは そんなん今はおらん。どうしても撮りたかったら『やらせ』しかないよ。」と言う答え
学校からちょっと離れた家の子供は 大抵親が車で送迎するのだ
私の子供の頃とは大違いである
あの頃 遠い子供は4〜5km歩いて来ていた
登校時は同じ距離だが 下校時は一緒に帰るメンバーによって距離が変わっていた 笑
隣のMと帰れば ほぼ同じだが 散髪屋のY 電気屋のK 食堂のH達と帰ると若干遠くなる
土曜日等は自分達で「小人の国」と名付けた馬酔木の森に行って何時間も遊んで帰り 日が暮れる事もあった
あの頃 優秀な奴は優秀だが どうしようもない奴はどうしようもなかった 笑
仲の良かった連中の中にも 某有名電機メーカーの重役や校長先生になっている者もいれば その年のファッションの流行を作っているらしい者もいる
また 金にもならない写真を撮って喜んでいる者もいる 笑
話しが逸れてしまった
中学校が統合された時は 徒歩 自転車 バス 寮 と別れていたが 小学校が統合されて一校となった今はと言うと 以前にも書いたが ほぼ全員がバス通学である
だからバス停までの僅かな距離を歩く事になる
中でもちょっと距離のある子供たちがいるので 親と子供たちに許可を取り 通学風景を撮影させてもらった
実はもう何回も撮らせて貰っているのだが 子供達は元気で走って行くのでなかなか上手く撮れないのと 季節毎に撮っているのだ
前日に途中までは自分達で雪かきをしていた
日の出の頃に家を出発するのでまだちょっと薄暗い
杉林の中は尚更である
短いが急坂のちょっとした難所
子供達はわあわあキャーキャーと賑やかだ
誰か居る
実は昨日子供達が雪かきをした続きを 孫達の為におばあちゃんが早くからやってくれていたのだ
林道に出ると約半分の距離 最年長の子が下級生に 滑り易い轍を歩かないように指示をする
子供の頃 今よりもっと雪の量が多く 登下校時 長靴の上から雪が入り ストーブや炬燵で足を温めるとジンジンして辛かったものだが あんな事さえ今は昔話になってしまった