世の中どんどん便利になっているけれど 超高齢化が進む日本の中で その便利な道具や仕組みの多くは 都市部の若い人達が快適に過ごせるように考えられていて 地方の高齢者にはチンプンカンプンではないだろうか。
今 東祖谷は日本に留まらず世界各国から観光に訪れていて注目を集めているけれど 彼らが興味を持っているのは その風景とその中にある「暮らし」だと思う。
こままでは 今の高齢者が亡くなると その暮らしの知恵や技のスキルは失われてしまう。
スイスと言えばアニメの「アルプスの少女ハイジ」に代表される様な牧歌的風景を思い出すが その牧歌的風景を見せて観光客を集める為に 国が給料を出して放牧をさせているそうだ。
観光客は「ハイジの世界そのものだわ!」と感激して帰る。
流石は観光立国だと思うけれど 日本にそこまで求めるのは無理としても ただ人が来れば良いと言うのではなく 人が暮らす風景を守る方策が必要だと思う。